音が聞こえないと、社会生活の中で、不便を感じることがあります。
電車の遅延放送、後ろから迫る車の音、挨拶を無視されたと 勘違いされる、などなど。
しかし、それは本人のせいでしょうか。
音以外にも伝える方法はあるのに。
聞こえないこと自体は、悪いことでも、気の毒なことでもありません。
走るのが苦手だったり、高いところが苦手だったり、背が高かったり、低かったり。
そう、個人の特徴の一つにすぎません。
聞こえないことは、特別なことではないのに、社会生活に不便がある。
そのことこそが、悪いことであり、問題だと言えるのではないでしょうか。
俳優・演出家・ダンサーである大橋ひろえさんは、初めてアメリカ渡ったときの感動を語っています。